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LINEを活用してCRMマーケティングを実施!(HubSpot & LITTLE HELP CONNECT編)

作成者: 原友香|2023/07/07

はじめに🇯🇵

ビジネス環境はますます競争が激化、ニーズやセグメントは多様化しています。顧客との関係性をしっかり築くことがビジネス成功への鍵!

特に日本は人口が減少しているので、より既存顧客を大事にしていく、つまりLTVを最大化(長くファンになってもらう)ことが重要視されてきています。

 

満足度の高いサービスを提供するためには、顧客一人ひとりのニーズをきちんと把握し、最適なアプローチをすることが大切です。そこで役立つのが、CRMマーケティングです。

CRMツールであるHubSpotとLITTLE HELP CONNECTを組み合わせて何ができるのか?
LINEを活用したCRMマーケティングの実施手法について詳しく紹介します!

1. CRMマーケティングの重要性👤

従来のマーケティングでは、大衆向けのメッセージが主流でしたが、多様化する顧客は今や個別のアプローチを求めています。

例えば『30代前半・女性』というセグメントで絞ってみるとしましょう。現代ではライフスタイルも、興味関心も本当に様々なので、一括りに同じターゲットゾーンとするのは、安易すぎるのでは?という感じですよね。

CRMマーケティングは、顧客のニーズや関心に合わせてカスタマイズされたコミュニケーションを提供する手段として、ますます重要性を増しています。顧客が自分を特別に感じることで、ブランドへの愛着が深まり、顧客を獲得できます。

2. CRMツール:HubSpotを活用する

 

CRMマーケティングの基盤となるのが、顧客情報の正確な収集と管理です。HubSpotは、強力なCRMツールとして、顧客情報の収集やセグメンテーションを効果的に行う手助けをしてくれます。顧客の名前、メールアドレス、購買履歴などのデータを集約し、個々の顧客の特性を把握します。動画を見るとイメージが少しつき易いですね!

★HubSpot公式サイトはこちら

HubSpotは無料からでも利用することが出来るのでオススメです。
もちろん、HubSpotもビジネスです。無料といっても全ての機能が無料というわけではなく、ワークフローといった自動化や、担当者アサインなど、各種機能をアップグレードすることによって追加する料金が変わってきます。

とはいえ、「基本的な機能を無料からでも始められる」というのは、顧客管理CRMシステムの活用において、かなり大きなメリットになると思います。

3. 本サイトはHubSpotで作成・裏側にCRM

実は、このWebサイトもHubSpotの無料版で作成しています。つまり、本サイトがHubSpotのデモになっているという訳です。

ドメイン代やレンタルサーバー契約代などは別途かかります。

下記程度のレベルであれば、かなりの低コストから、CRM付きのWebサイト構築が実現が可能です。

①テンプレートを選択してコンテンツ/デザインを作成

②問い合わせなどの各種フォームの設置

③顧客管理CRMシステム(個別の画面、メール送信履歴、サイトトラッキング等)

サイト経由での「問い合わせ」は自動で顧客(=コンタクト)が追加されます。また名刺スキャンや手動入力、データインポートからでも追加が可能です。

【↓顧客(=コンタクト)画面例】

・簡易チャットボットの設置

基本的にHubSpotは、システム全体UIが分かりやすいので、割と初心者でも感覚的にサイトデザイン面、ブログなどを操作することができます。

ただし、裏側のシステム設定や他システムとの連携等はITやWeb方面に明るくないと厳しいでしょう。がっつりHubSpotを使いたい場合は、初期の段階で、専門のパートナーや、マーケティングコンサルタントに依頼をすることが活用の近道です!

4. LITTLE HELP CONNECTでLINE連携へ

 

HubSpotと連携させることで、顧客情報がLINEチャネルにも反映されるようになります。

動画を見るとイメージが少しつき易いですね!

特にBtoC向けのビジネスですと、メールの開封率・各種CVは徐々に下がってきている傾向があり、個々人のSNSへのチャンネル訴求は不可欠です。

LITTLE HELP CONNECTは、LINE公式アカウントをビジネスに活用するためのツールで、アカウントの作成と連携を簡単に行えます。LINEを通じて顧客とリアルタイムでコミュニケーションを取ることが可能になります。

LITTLE HELP CONNECTはHubSpot出身のエンジニアによって開発されたソフトウェアで、HubSpot社とLINE社から高品質の連携サービスとして認定されています。

★LITTLE HELP CONNECT公式サイトはこちら

実際にLINE公式アカウント(活用参考版)を作成。
無料のトライアル2週間内に
LITTLE HELP CONNECTで、リッチメニュー・簡易診断Bot・サービスメニューカード等を設定しました。

興味のある方は、下記の友だち追加で、実際の機能などイメージが確認出来ます。どのような事が実際できるのかデモとして見てみてください。

【↓デモイメージ・LINEアカウント】

 

4−1. アカウントの連携設定

LINE公式アカウントを作成した後、LITTLE HELP CONNECTで連携初期設定をします。
※公式サイトの設定クイックスタート・ナレッジベースはこちら

4-2. リッチメニューの設定

LINEのメニューテンプレートも豊富に揃えているCanva(画像作成ツール)で作成しました。

規定のサイズで作成し、リンク等の設定を行います。メニューの枠は色々なパターンで設定可能です。

※公式サイトの設定クイックスタート・ナレッジベースはこちら

4-3. カードタイプのメッセージ

カードタイプのメッセージは、オススメのサービスや商品一覧に最適です。

4-4. リッチメッセージ

LINE配信は「画像+文字」のリッチメッセージを作成し、フィルター等で絞った該当セグメントに送信することをおすすめします!

LINE友だちの全員に宛てた「一斉配信」はできる限り、必要最低限にしましょうね。

おそらく誰もが経験あると思いますが、LINEは開封率が高い分、むやみやたらに自分にメリットの無い配信がくると、すぐブロックしますよね。

配信すること自体が目的ではないので、くれぐれも顧客目線を忘れないようにしましょう。

4-5. 顧客セグメントを作成し適切配信へ

HubSpotで収集したデータを基に、顧客を異なるセグメントに分類します。顧客の購買履歴、興味関心、行動履歴などを分析し、共通の特性を持つグループを作成します。これによって、異なるセグメントに合わせたメッセージを送信できるようになります。

セグメンテーションに基づいて、顧客に対してパーソナライズされたメッセージを送信します。特定の商品やサービスに関する情報、個別のおすすめなど、顧客が関心を持ちそうな情報を提供します。これにより、顧客は自分に合わせた価値を感じることができますね。

4-6. イベント・限定クーポンのご案内

特別なイベントやプロモーションがある場合、LINEチャネルを通じて該当顧客に案内します。

顧客のステータスを「プレミアム」「プラチナ」「ブロンズ」のようなもので会員分けする場合もあるでしょう。

限定情報や割引クーポンを提供することで、顧客の関心を引きつけることができます。顧客は特別感を持って次のアクションに進む「良いきっかけ」になります。

各配信メッセージのパフォーマンスも確認できるので、定期的にチェックし次回配信の参考にしていくのがおすすめです。

4-7. 診断Bot・クイズなどのフローが作成可能

LITTLE HELP CONNECTでは、診断Bot・クイズなどのフローが作成可能です。

裏側でどのような診断結果になったか、どのクイズで「はい」だったのかといったデータをHubSpotのプロパティに保存しています。

ですので、LINE上のデータをHubSpot側のリストで活用し、セグメントを分けて、適切なマーケティング配信をする事が可能になります。

4-8. 担当者からの個別返信・リアルタイム対話も

HubSpotのコンタクト画面にて、LINEチャネルを通じ、顧客とリアルタイムでコミュニケーションを取ることが出来ます。HubSpot側にも通知が来て、タスクが作成されるので担当者も安心です。

返信を返したらタスク完了にすればOK!

顧客からの質問や疑問に迅速に対応し、カスタマーサポートを提供することが可能。迅速な対応は顧客満足度の向上につながりますね。

 

4-9. LINEアナリティクスで全体を把握

LITTLE HELP CONNECTのアナリティクス画面では、連携接続しているLINE公式アカウントの友だちの増減や、メッセージのパフォーマンス等を確認することができます。

また、LINEだけではなく、HubSpot側機能の『ダッシュボード』を見ることによって、Webサイトへの流入元分析、フォーム分析、人気PVブログやランディングページも確認することができます。

常に何かを実行したらパフォーマンスの結果を確認しましょう。
小さな改善でも続けてけていけば、より良い顧客との関係構築につながります。

まとめ🤖

CRMマーケティングは、顧客との個別の関係を構築し、長期的な成功を追求する上で欠かせない『戦略』です。HubSpotとLITTLE HELP CONNECTの組み合わせは、顧客データの活用とリアルタイムコミュニケーションを可能にする強力なツールです。顧客のニーズに合わせたパーソナライズされたアプローチを取ることで、長く愛してくれるファンを増やしていきましょう!